今後の新型コロナウイルス感染拡大の抑制のために、当園も5月31日迄、休園延長の措置をとりました。残念です。いつだったか、この園長だよりで、私は帚木 蓬生著の〚ネガティブ ケイパピリティ(negative capability)〛」という本について書いたことがあります。「ネガティブ ケイパビリテイ」とは、「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」「性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ懐疑の中にいることができる能力」であり、そのことに、共感と末来への力を頂いたこと・・・等を書きました。
今の私たちに求められている力こそ、このネガティブ ケイパビりティなのかなと思っております。それでも救われるのは、コロナウイルス感染拡大を防ぐためには、3密を避けてこの状況に対処をして、一定期間この事態に耐えれば、いずれ収束するという未来があることです。収束後の日常生活を思い描きながら、前向きに暮らしていきたいものです。今だからできること、やれることという事で、私は、ソエジマならぬ掃除魔(そうじま)になったり、庭仕事や針仕事に精を出しています。
そうそう、庭仕事といえば、幼稚園の庭には、今、たくさん咲いている花や草取り後の虫を求めて、いろいろな鳥がやっつてきます。前回のお便りで、紹介したブルーベリーの花をついばみに、鶯が来たと書いたのは、鶯ではなくメジロでした。鶯色だから鶯と思ったのは間違いで、ひとつ勉強になりました。御元気でお過ごしください。