昨日の午後1時のことでした。遊戯室に行くと何やらいつもとは異なる雰囲気。そこに現れたるは5匹の親狸と小さなかわいい子狸。「明日楽しい劇をやります!」とのご案内。子どもたちとのやりとりの合間に、リズムよくポンポコリンと太鼓の音。子どもたちに大うけでしたよ。
そして、迎えた今日の日。子どもたちは、朝から、「早く11時にならないかな」「楽しみ楽しみ」とあちらこちらでつぶやいていました。
そして、いよいよ開演です。お母さんたちがあたたかく出迎えてくれ、思わずタッチ!
終演後、劇に関わっていたお母さんたちが、あちらこちらから出てきました。人形やペープサートの動かし役、ナレーター、音響、照明、大道具、小道具・・・様々な方が、いろいろな場で作ったり描いたり練習したりして、つくりあげてきたことにびっくり。そうそう上演時間中、赤ちゃんの子もり役に徹してくださったお母さんもおられたとのこと有難いことです。
コロナ禍の中、感染状況を見計らいながら、少しずつ準備を重ね創りあげてきたお母さん方による劇「たぬきのどっきり発表会」。上演できないこともあるだろうという予測の中での、あちらこちらに気遣いながらの取り組みだっただけに、さぞかし大変だったことと思います。今日上演出来たこと、本当にうれしかったです。ありがとうございました。そしてご苦労様でした。
コロナ禍で不要不急の代名詞になってしまっている文化が、どれほど人間らしい営みであるかを身をもって感じさせられている今の私たちの生活。そうした中での今回のとりくみ。子どもたちへのなによりのプレゼントになりました。こころより 御礼申し上げます。