どうですか?すてきな絵本でしょ。子どもたちの好きや興味関心からはじまって、見つめたり、捕まえて触ったり、探したり、不思議に思ったりして調べたり考えたり・・・そんな体験から、それも仲間同士の体験から生まれた絵本。子どもが知ったこと、わかったことが、見事に簡潔に書かれていて。子どもたちの力に脱帽です。そうそう、なんでこれを読んだかって?読まなかった子に知ってほしかったことが一番ですが、この夏休みの過ごし方と関わっても読ませていただきました。
コロナの感染拡大の波が急激に身近なところに押し寄せてきている中で始まる今年の夏休み。そしてコロナ禍に入っての、3年目の夏休み。大人はもちろんのこと、この理不尽さの中で表現しきれないストレスを感じているだろう子どもたち。この夏、思うような所に行けなかったり、会いたい人に会えなかったり、やりたいこと思うようにやれなかったりすることも多いことでしょう。そんな折、このダンゴムシの本を描いた子どもたちのように、足元にある身近なものや事に目を向けて、興味関心を広めて、調べたり考えたり思いを馳せたりすることで、子どもと共に楽しめることがたくさんあるのではないかと思って、この絵本を紹介しました。
その他の「過ごし方」のお願いについては、紙版の「えんちょうだより」に記しましたので、お子さんと一緒にお読みになって参考にして頂けたら嬉しいです。それでは、足元の幸せや楽しみを見つけての、思い出になる夏休みにおつくりください。 お元気でおすごしください。